~国際活動プログラム その② 最終回~
「あしなが育英会」の活動を連載でお送りいたしましたが、今回で最終回を迎えます。
寄付する側の「寄付」により、寄付される側である奨学生が国内・海外で活躍していく姿がおわかり頂けたことと思います。
「寄付」は単なる手段にすぎず皆様からいただいた「寄付」に気持ちをのせて、あしなが育英会のスタッフの手により形を変え、様々な人々に影響していく様子も皆様に感じ取っていただけましたでしょうか。
最終回は、海外拠点5ヵ国に点在する事務所をご紹介いたします。
【海外拠点事務所】
あしなが育英会は、ウガンダ、セネガル、イギリス、フランス、アメリカに海外拠点事務所を開設しています。各事務所の役割は、世界に羽ばたいたアフリカ遺児高等教育支援100年構想(以下100年構想)プログラムに選ばれた奨学生を物心両面でサポートすること、各地の大学との関係を構築し、学費免除、奨学金などを獲得することに加えて、オリエンテーション、つどい(キャンプ)の開催、広報活動など、多岐にわたっています。
ウガンダ事務所
100年構想の拠点となる事務所です。アフリカ英語圏・ポルトガル語圏から優秀な遺児を選抜し、勉強合宿、大学への出願、留学準備などを提供して、世界のトップクラスの大学へ送り出します。また、地元の遺児に対し、小学生から大学生まで様々な形で教育支援を行っています。
セネガル事務所
業務内容はアフリカ事務所とほぼ同じです。アフリカ・フランス語圏の学生を支援しています。地元に根付いた教育支援も行っています。
イギリス事務所
イギリスに留学している20人の100年構想奨学生をサポートしています。奨学生はブリストル大学など、イギリス、アイルランドの優秀な大学で学んでいます。先日、事務所の開所式が英国議会の下院(写真)にて行われました。
フランス事務所
ストラスブール大などに通う16人の100年構想奨学生を支援しています。ヨーロッパの広域を担当します。現在奨学生は、フランス、オランダ、チェコの大学で学んでいます。
アメリカ事務所
アメリカ、カナダへ留学している16人をサポートしています。
日本事務所
日本、オーストラリア、ブラジル、ポルトガルに留学している100年構想奨学生10人をサポートしています。また、100年構想プログラムとは別に、ウガンダなどから留学している大学生18人、高校生6人、交換留学生3人も担当しています。
ご協力いただきましたあしなが育英会のスタッフの皆様へ
まずは、快くインタビューに応じて頂きありがとうございました。この場をお借りして御礼を申し上げます。沢山の方々からいただいた「寄付」の気持ちを大切にお仕事している真摯なお姿に心打たれました。私も支援者としてあしなが育英会の卒業生と未来の奨学生の将来に「思い」を托して応援して参ります。
連載をご覧いただきました皆様へ
このブログを通し皆様にとりまして「寄付」が身近になり、行動に繋がる一助になれば幸いです。
「キフジョ」のブログは今後もまだまだ続きます。応援よろしくお願いします!